AMT Vapor Smoothing(表面溶融)サービスのご案内
英国AMT社:PostPro SF50の運用を開始しました。
AMT 表面溶融処理は、*造形品や熱可塑性材料の表面と内部に人体に安全な材料が浸透し、柔軟性のあるパーツの作成や、塗装処理前の円滑な表面処理加工が可能です。
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AMT社のBLAST技術: Boundary Layer Automated Smoothing Technologyについて。
・積層間の自動平滑化技術。
・表面粗さの低減による、サフェーサー等の仕上行程時間の短縮化。
・3Dプリントパーツの平滑化とシーリング(密封・表層コーティング)効果。
・表面処理による引張強度-降状応力や、破断伸びに対する向上効果。
・プロセス(処理)・キュアリング(硬化)・乾燥を装置内で行います。
処理開始から終了までの流れ
処理プロセス(開始)
・蒸気がパーツ表面で凝結すると、そのパーツは
ポリマーの境界層リフローが始まり、多孔質表
面を充填して密閉します。
・液状になり表面の凹凸表面が除去されたパーツ
の表面は下図のようになります。
硬化サイクル
・表面がリフローした後、部品の固化を制御する
ための硬化サイクルが開始されます。
・有機溶剤は表面と境界層からゆっくりと除去さ
れ、部品が固まり始めます。
・このサイクルは十分な制御と、表面品質の確保
の為にゆっくりと行われなければなりません。
乾燥サイクル(終了)
・最後のステップでは乾燥サイクルに入ります。
乾燥サイクルは、部品の表面から残留溶剤を除
去するために必要です。
・完全な乾燥サイクルが完了すると、加工後の部
品は安全に取り扱い、使用できます。
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ALM PA650粉末材料とSLS HiQ HSにて製作
処理前(素地 ブラスト後)
処理後(AMT溶融処理後)
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処理前(素地)
処理後(AMT処理後)
処理後(AMT処理後)
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アクリル切削品
処理前(切削後)
処理後(AMT処理後)
ABS切削品
処理前(切削後)
処理後(AMT処理後)
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